下準備

壁紙を剥がした下地

障害年金の種類

貼り替えをする部屋の荷物を片付け、作業しやすいよう場所を作ります。脚立を使うなら床面に傷がつかないように保護するものを敷くか、脚立の脚を保護布で包むなどしましょう。電気のスイッチ類やコンセントカバー、壁に刺してあるクギや画びょうなどもあらかじめ取り除いておきます。邪魔になるようでしたらカーテンやカーテンレールなども作業前に外しておきます。柱にはクロス用接着剤が付かないように新聞紙などで保護します。

壁紙剥がし

壁紙は表層面と薄い裏打ち紙との2層で出来ていますので、まずはクロスのジョイント部分の端から、カッターナイフなどを使いクロスの表層面だけはがします。出来るだけ下地を痛めないように慎重に作業し、きれいに剥がれないときは剥がしベラで剥がすか壁紙剥がし剤を使いましょう。残った薄い裏打ち紙は、浮いている部分だけ剥がします。下地に穴があいていたりデコボコしていたりすると上手に貼ることができないので、デコボコを補修してクロスパテで下地を整えます。クギやビスが錆びていたら錆止め剤を塗っておき、むき出しになったコンセントやスイッチの部分は養生テープで目張りすると糊も付かず安全に作業できます。下地処理でクロスの仕上げに差が出ますので、妥協せずしっかりやりましょう。

クロス寸法の測り方

一般的に多く使用されるほとんどの壁紙は、有効巾が92cmで作られています。壁の寸法を測り、92cmセンチ幅が何枚必要か、使用枚数を計算しましょう。窓がある部分は、天井から窓上まで、窓下から床まで、と分けて枚数を出しておきます。また、今まで貼ってあったクロスを参考にして必要な枚数を割り出すというわかりやすい方法もあります。

クロス紙裁断

クロスを必要な枚数分、計測した長さより5cmほど大きめに裁断します。この際、出来るだけ直角に裁断しておくと、貼る時に真っ直ぐに貼りやすくなります。この時点でクロスの貼る向き、上下を決めておきましょう。柄物のクロスによっては上下指定の矢印が入っていることもありますが、無地クロスの場合は上下矢印の向きはどちらでも構いません。 クロスを貼る時は基本的に、全て同一方向で貼ることになります。

糊付け

使用法をよく読んだうえで、クロス糊を糊バケ又はスポンジローラーなどを使って、多すぎたりかすれたりしないよう均等にクロスの裏面に塗ります。糊を塗り終わったら、糊付けした左側にジョイントテープを上から下まで付けます。糊付けしたクロスをたたむ時は、糊の付いた面が内側になるようして下側から20cmほど折り返し、次に上側から先ほどたたんだ下側の手前までたたみます。糊付けしたクロスはあまりたくさん積み重ねないようにし、風のあたらない場所でカバーしておけば1週間くらいは糊も乾燥することはありません。ですので2~3日をかけてゆっくり貼ることも出来ます。 また重ねて出来たたたみ皺も、クロスを貼ったあとにジョイントローラーをかけることで乾燥すれば綺麗になりますから、必要以上に気にしたり心配することはありません。