作業手順2

角部の貼り方と隅の処理

ローラー作業

入側コーナー

部屋のコーナー手前の右側の壁にクロスを貼る時、左側部分は浮かせておくか軽く貼り付けておくようにして、コーナー部分の作業をします。コーナー部分を角べラか地ベラで、上から下まで隙間が出来ないようにしっかりラインを通してから左側の面を貼り付けるようにしましょう。クロスが浮いていると後でしわや破れの元になるので注意が必要です。

出側コーナー

角に空気が残ってしまわないように注意して、撫バケで空気を完全に抜くようにして仕上げて下さい。コーナーはラインをしっかり出す事がポイントで、ビシッと折り目をつけることで全体の仕上がりがスッキリします。

梁がある場合

室内に梁が出ている場合、壁紙の柄が無地なら梁の部分は横貼りし、梁全体を一枚のクロスでくるむように貼る事で細かなジョイントを作らずに仕上げることが出来ます。先に梁の部分にクロスを貼り、梁下の壁面部分は後から貼るようにした方が全体的にきれいに仕上げることが出来ます。

コーキングボンド

枠回りなど隙間が出来てしまったら、コーキングボンドでコーキングします。枠回りの捲れ防止にもなりますし、水周りなど後から捲れ易い場所にも有効な方法です。破れてしまったりジョイント部などで隙間が開いてしまったときにもコークボンドで修正することができます。破れてしまった部分や隙間の出来た部分を少しめくって、コーキングボンドをクロスの裏側に適量塗り、ジョイントローラーで軽く押さえてはみ出たコークボンドを雑巾などで拭き取ります。これで隙間や破れはほとんどわからなくなります。

乾燥

クロスをすべて貼り終えたら、接着が安定するまで自然乾燥させます。直射日光や風による強制的な方法で、無理な乾燥はさせないようにしましょう。